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体調不良が長引いたら仮面うつ病かも?早く病院に行くことをおすすめします。

      2015/09/26

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SYS(50代男性)と申します。

仮面うつ病のように何らかの身体的症状を伴うことがあり、心の病と認識することがなかなかできない場合があります。そうなると、体調不良がいつまでも続くことになるので、早目に医療機関を受診するべきです。内科の医師なら大抵、うつ病の症状は判りますので、最寄の診療内科等を紹介したりしてくれます。

うつ病発症のきっかけ

私がうつ病と診断されたのは、仕事がうまく行かず、逃げ出したいと思い続けるようになったときでした。IT系企業に勤めていますが、それまで未経験だった技術を使用する、新しい短期的なプロジェクトに参入したことが、そのきっかけになりました。

きっかけになったプロジェクト(仕事)とは

そのプロジェクトは、老朽化したコンピュータ・システムを新しいものに変える際に必ず発生する「データ移行」を行うものでした。まず移行するためのプログラムを開発し、自社でテストした後、客先に出向き、持ち込んだプログラムを実行して、新しいシステムにデータを入れ込むという作業を行っていました。

このデータ移行用プログラムの言語が、当時の私には未経験のものでした。

この仕事は、単にデータを移すだけの簡単な作業だと考えられがちですが、それは新旧システムの仕様の調査が充分だった場合の話で、このときはそれが不充分だったために、現場ではかなりの苦労を強いられました。

また、プロジェクト全体では複数のIT企業が関係しており、それぞれの責任範囲が曖昧なままだったことも、進捗が思わしくない原因になっていました。そのためかなりの勤務過多に陥り、月100時間以上の残業を強いられていました。

仕事のゴールが見えてきたのに、ある症状で休むことに

そんな過酷な状況が暫く続き、体調不良を感じながらも、何とか業務をこなしていました。そしてようやくゴールが見えてきた頃に、嘔吐感を主とする胃の不快な症状に見舞われ、食事が摂れなくなってしまいました。

そしてそれ以上仕事を続けることができなくなり、会社を休まなければならなくなりました。病院で色々検査をしてもらいましたが、症状の原因になるような疾患は見つからず、行きつけの内科の先生が、近くの心療内科を紹介してくれました。このとき初めて自分はうつ病かも知れないと気が付きました。

うつ病からの回復

心療内科に行ったのは、そのときが初めてでした。先生の誠実そうな感じと、診察室の落ち着いた雰囲気に助けられ、仕事での悩みなどを話し始めました。

先生は特に何か意見を言うでもなく、ただただ頷きながら聞き役に徹していましたが、不思議なことに、思いなどを吐き出していくうちに、だんだんと気が楽になっていきました。これがうつ病なんだと、初めてはっきりと自覚した瞬間でした。

その後二週間ほど休みましたが、薬と通院で、職場に復帰することができました。

私のように、身体的症状が全面に現れるうつ病を「仮面うつ病」と言うのを、後になって知りました。やはり体調不良が長引く場合は、早目に医療機関を受診した方がいいと、身を持って知らされた体験でした。

なお、仕事を途中で投げ出した形になってしまっていましたが、幸いにもゴール直前だったこともあり、引き継いだ方がその後速やかに終わらせ、思ったほど周りに迷惑がかからなかったということに、胸をなでおろしました。

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