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味覚障害の原因は、まさかのうつ病!?

      2015/08/17

花の画像いちろう(20代男性)と申します。

医者から初めて聞いた言葉です。自分の場合、味覚障害の原因はうつ病でした。それから治療を受け、今では完全に治り社会復帰をしています。自分からのアドバイスですが、やはり家族の言うことには、きちんと耳を傾けましょう。

うつ病になった経緯

学生の頃、就職活動を行い始めた頃です。一人暮らしをしていたので、毎日自炊をしていたのですが、何を食べても薄味に感じます。自分で料理をしない日は、スーパーのお総菜や、コンビニのお弁当を買って食べていたのですが、どれも今までと味が変わったような気がするのです。

就職活動中でとても忙しかったので、買って食べる日が増えていたのですが、どのお弁当もおいしくありません。とにかく薄味に感じます。友人に聞くと、どの弁当も味は全く以前と同じ、と言います。まずい物はないと言います。

友人は鈍感なのかなと少し疑い、自分は、自分の買った弁当に、醤油やソースをたっぷりかけて食べました。最近は減塩嗜好で、薄い味つけが人気なのかもなと、あまり重要に考えなかったのです。

病気とわかったきっかけ

ある日、実家から母が訪ねてきました。母へは、就職活動がうまくいっていない旨を、よく電話で、愚痴を言っていました。それで心配して、一人暮らしの自分のアパートを訪ねて来たのです。母親は、汚い部屋を見て、「忙しいの?」と聞いてきました。そして、掃除をしてくれました。

自分は「全く就職先が見つからない」と愚痴を言いました。実家は、父が厳しく、「働かざる者食うべからず」みたいな考えの持ち主です。就職も、なるべく安定した職業へ就くよう、厳しく言われていました。自分は、安定した職業どころか、面接までこぎつける事すらできません。

母はそこまで厳しく言わないので、一人で自分の様子を見に来たのです。そして、夕食を作ってくれました。母親は、どうしたことか、料理の腕が下がっているように感じました。自分のアパートのキッチンが使いづらいのかと思いました。

「母さん、料理なんか違うね」と自分が言うと、母親はきょとんとした顔で、「そんなはずはないけど」と言います。考えてみれば、母親は時々、自分のアパートに来ていましたし、以前に食べた手料理は、実家で食べたのと同じようなおいしい料理でした。

「醤油、足らなかった?」と自分が聞くと、「全然そんなことは無いけど」と母は言います。

それから母が自分を見て、「どうしたの?」と言いました。自分は自然に、料理に醤油をかけてしまっていたのです。「そんなにかけたら、しょっぱいでしょう」と母は言いました。

そのいい方があまりに本気だったので、少し自分がおかしいのかもしれないと思い始めたのです。母も息子がおかしくなっていると気づいたようです。その日、母は泊まっていきました。

うつ病への対処方法

結局、自分は母に連れられ、病院へ行きました。まず、総合病院の口腔内科と言う科に診察してもらいました。「味覚がおかしいらしい」と伝えると、医者は口の中を診察し、さらにファイバースコープで舌の上や喉をよく検査しました。舌の上の舌苔も、採取して検査してくれました。結果はすべて異常なしです。

総合病院でしたので、続いて、神経内科と言うところに診てもらいました。自分は体の調子は悪くないので、本当は病院自体、居たくなかったのです。診察が長引くのが嫌で、帰りたかったのですが、母が念のためと言う事で、診てもらう事にしました。

そこでようやく、「味覚障害」と言う事がわかりました。精神的なストレスが、味覚障害を起こす事があるという事を説明されました。それから、かなりのうつ病で、そのうつ病からくる味覚障害であるという事もわかりました。

「もうだめだ、すべてやめたい」と何度も自分は母に電話で言っていたようです。このことを母が医者に説明して、初めて気づいたことです。それから治療を開始し、就職も何とか中小企業にきまり、勤めを始めました。そして病気は完全に治り、今は薬も飲んでいません。

うつ病の方へのアドバイス

うつ病は、自分では気づかない症状が出る場合があります。身内や親族のいう事は、本当にきちんと聞きましょう。本当に親身になってくれるのは、両親なり、家族です。

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