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【うつ病体験談】仕事で昇進し、責任や環境の変化に耐え切れず、昇進うつになりました。

      2015/07/23

summer_img_verbenaかっちん(40代男性)と申します。

私は仕事で昇進して課長になり、責任や環境の変化に耐え切れずに、いわゆる「昇進うつ」になりました。

妻の勧めで心療内科へ行き、仕事も休み、今では元通りの生活をおくることができています。私がうつ病になるまでの経緯や、症状などについて詳しく紹介します。私の体験談が他の人の役に立てば幸いです。

うつ病になったきっかけ

いまから7年ほど前に課長に昇進しました。

課長ともなりますと、自分の仕事だけでなく、部下の指導監督も仕事ですし、対外的にも多くの取引先と接することになります。仕事はもちろんアフター5のつきあいや、得意先との接待も増えます。

おまけに海外への出張も毎月のように予定にあります。

それまで海外とは無縁でしたので英語など使ったことがありません。

やむなく、英会話の学校へ通うことにし、一方で今で避けて通っていたゴルフもしなくてはとスクールに行きようになりました。夜の付き合いも増え、部下や上司以外にも他部署の社員、取引先など、ほとんど連日です。業界の会合に出ますと、専門用語が飛び交いますので、その勉強もしました。

思えばマジメだったのです。すべてをキチンとこなし、早く一人前の中間管理職にならなくてはとあせってもいたのでしょう。それが自分で自分を追いつめる結果になったようです。

あるとき、大事な取引先の社長とちょっとした行き違いが生じました。
クセのある社長で、性格にもゆがんだところがあると知ってはいました。が、その社長は私からの電話に対し居留守を使って、話を拒否するようになったのです。
メールで丁寧にお詫びを入れても無反応ですし、携帯電話も受信拒否にする。そのくせ私の部下が電話をすると何も無かったように電話に出る。
それでガックリときました。
いっぺんに力が抜けました。
自分はもうダメだと思いました。
どうしていいかわからない。

そこで部長に泣き言を言ったり、部下の力を借りればよかったのですが、自分ひとりでなんでも完璧にやりとげようと考えていた私の心は、ついにポキリと折れてしまいました。頭では、こうすればいいとわかっていても、体と気持ちが動くことを拒否して、仕事に行くことができなくなりました。

対処

様子のおかしいことに気づいた妻が、すぐに、本当にすぐに、近くの心療内科に予約の電話を入れ、ベッドから引き剥がすように私を病院につれていき、診断書を書かせ、会社にそれを郵送しました。私自身が診断書を会社に持っていくと、提出しないで、そのまま仕事を続けるから、妻にそうするよう、医者が指導したのでした。

最近はうつ病を含め、メンタルヘルスの重要性を会社も認識しつつあります。

当社も同様で会社はすぐに私に休職するよう勧め、私はそれに従いました。その間、じっくりと医者にかかり治療に専念するようにとの指示がありました。

そうして私は自宅療養に入りました。

うつ病の治療

私のかかった主治医はあまり薬に頼ることを好みませんでした。

週一回のカウンセリング、投薬は睡眠導入剤と不安神経症を取り除く薬の二種類。

あとは、ひたすらの休養と規則正しい生活。うちにこもることなく、散歩や軽い運動。

気持ちが落ち着き、仕事に対する不安が消えるまで二カ月ほどかかりました。

会社はそのあいだ、必要でない限り、電話やメールをしてきません。仕事から解放してくれたのです。

たいへんありがたいと思いました。

仕事復帰〜現状

復帰したのは元の部の別の課でした。

元の仕事だと、また症状が出ることを心配したのでしょうし、まったく別の業務でも同様に必要以上に一生懸命になって心身に負担がかかるという配慮でした。

当初は午前のみの出社、その後、勤務時間を徐々に延ばしていくというやりかたです。

病院にも引き続き通い、結局フルタイム勤務に戻ったのは半年後のことでした。

会社も周囲もよく配慮してくださったと思います。私以前に同様の例があったことも対応のよさの原因だったようです。

その後私は今にいたるまで通常に勤務しており、役職も課長に戻ることが出来ました(ちょっと昇進は人よりも遅れていますが、それは仕方ないと思っています)。

うつ病に悩んでいる人へのアドバイス

一人でなんでも抱え込まないようにすることです。

周囲の誰でもいいので話を打明けましょう。
すぐに回答が出なくても、話をしているだけで多少は気がまぎれます。

いちばんいけないのは酒に走ること。これは生活のリズムを乱します。

眠れないときは医者の処方する睡眠導入剤を服用すること。
そのためには、はやく専門医へ行くこと。

ただの世間話をするくらいの気持ちで心療内科へ行ってもぜんぜんかまいません。
それで楽になるのであれば、ためらうことはありません。治療が始まったら、薬の服用は指示通りにし、軽い運動、規則正しい生活を送りましょう。

ココロと体のリズムを整えることは重要です。

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