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拒食症とうつ病を発症。きっかけは軽い気持ちで始めたダイエットでした・・・

      2015/08/02

キューリー(30代女性)と申します。

20歳の時に、ダイエットがきっかけで拒食症になり、そこから不眠、うつ病へと転がり落ちていきました。人生で一番輝かしい年代を、無駄にしてしまったようにも思えますが、だからこそ自分らしい生き方を手に入れる事が出来たと思っています。

拒食症からうつ病へ

私は20歳で拒食症になりました。当時は、ただ「ちょっと痩せたいから」という気軽な気持ちからダイエットにのめり込み、その結果拒食症になってしまったと思っていましたが、今思い返すと、そうでなかったように思います。

おそらく、20歳という年齢になり、そろそろ保護者である両親から独立して1人で生きていける力を身につけないといけない年齢になり、恐れをなしたのだと思います。

大学でも周りが就職活動を意識し始め、その雰囲気に正直ついていけませんでした。それは自分の生き方が確立していなかったからだと思います。

常に無理していました。周りの大多数の人と同じように生きていこうと常に努力していました。

でも、世の中には大多数の人と同じようには生きていけない少数派の人というのがいるのです。自分がその少数派だと自覚出来たら、自分なりの生き方を貫く勇気のようなものを持たないといけないのです。

ですが、当時の私はそう思えるほど年を取っていなかったのです。何とかしてでも大多数と同じように生きていこうと必死で、そんな無理のかかった状態の中、社会人としての独立が目の前に迫ってきて、無理矢理成長を止めようとしたのだと思います。

食べる事を拒否する事で大人になる事へ抵抗したのです。

そして拒食症が酷くなっていくと同時に不眠になり、うつ病へと転がり落ちていきました。

治りたくないという本音

私の異変に気が付いた母親が直ぐに産婦人科に連れて行きましたが、そこで心療内科へと回されました。拒食症、うつ病と判断され抗鬱薬や抗不安薬、睡眠導入剤など心療内科では基本的と思われる薬を処方されました。

生理はずっと止まっていました。ご飯はどんどん食べられなくなり、体重は日に日に落ち、動悸や眩暈、腹痛、身体全身の痺れなど、次々と苦しい症状が出て来ましたが、正直な話し、「治りたくない」と思っていました。

知り合いの中にもうつ病になった人がいますが、どの人も「早く治りたい」と言います。「今の状態が辛い」と。確かに私も辛かったのですが、治りたくなかったのです。治るという事は大人にならなければいけないという事だからです。

最近になって読んだ本ですが、拒食症の人は治りたくないという気持ちを持つ人が多いようです。私も正にそのタイプの人で、結局処方されたお薬も何回か飲んだきり捨ててしまいましたし、心療内科に通うのも途中で止めてしまいました。

自分らしい生き方を見つける

私は積極的に治ろうとする努力から目を背けたからか、安定して生活できるようになるまで10年以上の歳月を要しました。でも拒食症になった20歳からしたらもう15年以上経っていますが、今では安定した日々を送っています。

確かに一般的な人とは少し違っていると思います。

今は結婚して子供にも恵まれ専業主婦として生活していますが、かなり自分のやり方や規則に縛られているところがありますし、ちょっとした事で凄く疲れたりもします。未だにあまり無理はききませんし、ちょっとイレギュラーな事が起こるとパニックになったりして家族に迷惑をかけてしまいます。

でも、10年以上苦しんだ結果、「自分はどこまでいっても自分かな」と思うようになったのです。幸いこんな私を受け入れてくれる家族に恵まれたので、何とか幸せに生活出来ています。

拒食症にせよ、うつ病にせよ、精神的な病気になってしまう人は何かしら無理しているのかもしれません。言葉で言うほど容易い事ではないのかもしれませんが、自分らしい生き方に辿り着けたら、安定した生活を送る事が出来るかもしれません。

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