うつ病.com

うつ病に悩んだ私が、うつ病に悩んでいる人のために作ったサイト

うつ病に偏見のあった私が、病気になり取り組んだ治療とは?

      2015/10/28

花の画像

JYO36(30代男性)と申します。

私は自分がうつ病になる事はないと思ってきました。むしろ世間一般のように、「弱い人間がなる」と偏見的な見方をしていたのです。そんな自分がうつ病になって、苦しんだ日々を通して学んだ事がお役にたてると思い、内容をまとめました。

うつ病になったきっかけ

私は以前介護職員として働き、早番から夜勤に至るまで仕事をこなす普通の社会人でした。そんなある日主任に昇格し、「これからもっとスキルアップしていくぞ」と実際の介助から事務作業に至るまで、幅広い業務に取り組んでいたのです。

しかし業務量は増大し、部下と上司の板挟みにもあって、次第に食事や睡眠がとれなくなっていったのです。急にお腹が痛くなったり、感情的になったりと明らかに自分でもおかしいと思っていました。

今まで楽しくやっていたジョギングも興味がなくなり、テレビを見ても全く音声が耳に入ってこないといった状態になってきて、頭の中は仕事に対する恐怖と不安で一杯になっていたのです。

そして喜怒哀楽と言った感情そのものが浮かんでこなくなって、何もやる気力がなくなっていきました。もう心身ともに疲れ果てていたのです。気力を失っただけではなく、出勤する事も出来なくなっていったのです。

うつ病に苦しんだ日々

それから私はほとんど出勤できなくなり、毎日ベッドに横になって身体を動かす気力さえない状態に陥っていったのです。時折理由のない恐怖心と不安感が浮かんできて、「もうこんなに苦しいなら死にたい」と思うようになりました。

さらに「自分は何の役にも立たない」、「仕事を休むなんて最低だ」と自分を責める感情ばかりが頭をかけめぐり、どうしたら良いのかも分かりませんでした。急に泣き出したり、怒り出したりと感情は不安定になっていったのです。

出勤できない私を心配した会社の同僚が、心療内科受診をすすめてくれました。受診したところ、結果はうつ病。自分は以前、うつ病になった部下の事を「弱いからなったんだ」と偏見的な目で見ていました。ところが、実際に自分がうつ病になって、それが決して甘えとか弱いからなる病気ではないと実感しました。

治療とその効果

医師からは抗うつ薬が処方されました。「まずは気持ちを落ち着かせる事が大事」と医師から言われました。しかし私は親から「精神薬は飲んだらおかしくなる」と言われていたので、「こんな薬飲んで大丈夫なのか」と不安に感じていたのです。

最初の頃は、吐き気等の副作用に苦しみました。あまりにひどかったので、医師に「何でこんな薬飲ませるんだ」と泣きながら訴えた事もあります。しかし次第に副作用が落ち着き、徐々に気持ちが楽になっていくのを感じました。

そして服薬を始めて1か月ほどで、「死にたい」などの感情が落ち着きました。自分のこれからに向けて考える余裕も少しずつ出てきたのです。昔と違って、今の抗うつ薬は副作用が少ないように工夫されているようで、特に身体面にも悪影響はありませんでした。

薬を飲み始めて1年。現在は症状も落ち着き、前向きに物事を捉えられるようになってきました。

前の仕事は退職しましたが、少しずつ別な仕事も始めています。うつ病は薬によって症状を抑える事は可能です。苦しんでいる人は、積極的に受診する必要があると思います。

 - うつ病体験談