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うつ病は回復期に焦ると危険です。社会復帰を急がないでください。

      2015/10/12

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JYO36(30代男性)と申します。

うつ病は薬物治療によって症状を軽減できます。しかし、軽減した時に無理をして仕事や家事をこなそうとすると、逆に症状の悪化につながります。私の体験を踏まえ、回復期に注意しなければならない行動について、知っていただきたいと思います。

薬物治療で症状が落ち着いた時の注意点

うつ病で治療を受けている人は、責任感も強く早急に社会復帰を望む人も少なくないと思います。しかし薬を飲んで症状が落ち着くと、「治った」と錯覚するのは大変危険です。実はこの落ち着いた時こそ、注意が必要なのです。

うつ病は薬で症状が落ち着いても、心の中の傷は癒えていません。今まで自分を苦しめてきた考え方や出来事などは根強く残っており、決して薬だけで治る病気ではないのです。症状が落ち着いたら医師などと相談し、自らの考え方、労働環境、家庭環境などの転換に取り組んでいかなければいけないと思います。今までの自分のライフスタイルが原因でうつ病になった人も多いので、今までの生活や考えでいたら症状の根本的な解決には至らないのです。

私自身の失敗

私は薬によって「もう完全に治った」と思い、すぐに職業安定所に向かいました。フルタイムで今まで働いてきた会社と同じ業種を選び、とにかく早く仕事をする事を希望しました。しかも治ったからと通院をしなくなり、ハローワークの担当者に健康体だと言って紹介してもらった会社に、自分の判断で応募したのです。

その結果、就職が決まり働き始める事になりました。「これでもう何も心配ない」と将来への希望を持って仕事場に向かいました。しかし会社についた途端に急に強い恐怖感に襲われました。理由はありませんし、本当になぜこのような恐怖感が出てきたのか分かりませんでした。

私は床に座り込み過呼吸になって動けなくなりました。私の様子を見た人がすぐに「あなた精神疾患があるね」と気づきました。そしてその場で職員に付き添われて、病院に直行。医師からうつ病がまだ良くなっていないと言われました。私の再就職は自分の状態をきちんと把握していなかったことで大失敗に終わり、「死にたい」などの症状が再燃してしまったのです。

回復期に大切な事

例えば、病気になって退院までにはリハビリをする時期がありますよね。うつ病も同様で、まずは短時間の勤務から始めたり、悪化予防の為に働き方も見直しておく必要があるのです。うつ病は焦ることなく、自分のペースで自分自身が幸せを感じられるように、医師らと考えていく必要があります。決して無理をしてはいけない病気なのです。

回復期は、自らの症状の把握と今までの自分の生き方を振り返り、症状を悪化させないリハビリ期間です。回復期こそ焦ることなく本格的な治療に取り組む大切な時期なので、「治った」と考えずに医師に相談して、自分に合った生き方を見つけていく事が必要だと思います。絶対にこの時期に焦って社会復帰しようとするのは危険です。これだけは認識しておく必要があると自らの経験から得る事が出来たと思います。

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